新年のごあいさつ

(この記事は新南陽市民病院広報誌『新南陽市民病院だより』vol.31に掲載したものです)

新年おめでとうございます。

今年は、当院もようやくDPC(診断群分類包括医療費支払い制度)病院に移行します。 昨年の9月に決定し、この4月の移行となり、大変短期間で、慌ただしく準備を進めておりますが、円滑にスタートしできるよう職員一同協力して取り組んでまいります。

昨年度秋に厚労省から機能見直しの必要な公的病院名の公表があり、私どもの病院も満点(?)でノミネートされていました。 外部から指摘されずとも、内在する様々な課題は自覚しており、既にいくつかの対策を決定した直後に国から発表があったということもあり、納得が行かないものでした。 しかしながら、今のまま人口減少が続けば日本全体で現在の病床数や病院数を維持することが困難であることも明らかですので、数や機能の議論は今後も継続して行かざるを得ません。 危機感を持ちつつも持続性と個別性(特色)をテーマに前向きに取り組んでまいります。

一方で、病床数の見直しを含め、我が国が抱える問題(労働力不足、年金の財源不足、国際競争力の低下など)の多くは人口減少、即ち出生率の低下に基づいている事に気づかされます。 子年に肖って出生数が増えて欲しいものです。

さて、今年4月に新南陽市民病院は20周年を迎えます。 さらにこの先の20年を見据えて、DPC病院への移行を含めて、病院の改革に職員一丸となり取り組む年となります。 ねずみ年の"子"の由来は増えることらしく、実際"子"年は景気が上向くと言われています。 医療公社繁栄の年になることを期待しています。皆様のご支援をお願い申し上げます。

周南市医療公社副理事長
周南市立新南陽市民病院院長

松谷朗



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